さて、商業施設の屋内公園を紹介してきたわけだが、課題もある。想定以上の反響でリピーターは増えているものの、次に訪れるまで少し間隔があくようだ。
この問題を解決するために、イベントの実施を増やすなど、さまざまな手を打つ予定である。しかし、いずれにせよ子どもたちに「また、ちきゅうのにわに行きたい」と思ってもらうことが必要である。
では、どうすれば子どもたちに「もう一度遊びたい」と思ってもらえるのか。ここで、ラボの役割が重要になる。新しい遊具をつくり、子どもたちに遊んでもらう。その様子や声をデータとして集め、人気が出そうな遊具を開発する。その後、全国の施設に導入して再度改善を行う。このサイクルを回すことで、リピーターを増やし、次に訪れるまでの間隔が短くなるように工夫している。
子どもは夢中で遊び、大人はそこから新しい企画のヒントを得る。「遊びからビジネスまで、ノビノビできる場所」なのかもしれない。
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