埋もれていたアイデアが一気に脚光を浴びたわけだが、「ちきゅうのにわ」とはどんなところなのか。対象は0〜12歳までの子どもとその家族で、地球の面白さや自然の大切さなどを遊びながら学べるスペースとなっている。
特徴は、火山、氷山、地層など、自然をモチーフにしたエリアがある点だ。火山エリアにはマグマのようにボールが飛び出すプール、氷山エリアにはスライダーでボールプールにダイブする遊具、地層エリアには抗菌砂を使った砂遊びコーナーがある。
料金は施設によって異なり、東京ソラマチ店の場合、平日の1日パスで大人1000円、子ども2000円である。広さは、13施設の平均で300坪ほど。テニスコートに換算すると、約4面分にあたる。
「のびっこジャンボ」は、広い空間を持つ屋内施設である。子どもたちはボールプール、大型ブロック、トランポリンなどで遊ぶことができ、ゲームコーナーも設置されている。一方、「のびっこピクニック」は、人工芝の上にレジャーシートを敷いて遊べる施設として設計されている。子どもたちは自由に歩き回り、親子が過ごしやすい空間になっている。
「のびっこジャンボ」の料金も施設によって違っていて、イオン和泉府中店の平日1日パスは大人が500円、子どもが900円。広さは、約524坪。「のびっこピクニック」春日井店の料金を見ると、平日1日パスは大人が500円、子どもが1200円(会員料金)。広さは、約600坪。
3施設を紹介したものの、行ったことがない大人からすれば「どれも同じようなもんでしょ」と感じられたかもしれないが、運営側からすると大きく違う。細かなところを挙げるとたくさんあるが、最大の違いは「コスト」である。
「ちきゅうのにわ」に設置している遊具の多くは、特注である。つまり、ここでしか体験できないものがたくさん並んでいるので、そのぶんコストがかかる。また、運営にあたって、多くのスタッフを配置しているので人件費もかかる。
一方、のびっこシリーズに設置している遊具は、既製品が多い。また、スタッフの数を最小限に抑えているので、運営コストに大きな違いがあるのだ。
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