この記事は『アパレルビジネス』(久保雅裕/クロスメディア・パブリッシング)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
「パリコレ」「ミラノコレ」といった言葉を聞いたことがあるかと思いますが、海外の人と話をする時に、パリで開かれるファッションショーのイベントを「パリコレクション」と言っても通じません。
大体1週間から10日間くらい、毎日5〜6本のランウェイショーが行われるこのイベントをファッションウィークと呼びます。パリファッションウィーク、ミラノファッションウィークのように英語で話す時には○○ファッションウィークと言い換えましょう。略して、PFW、MFW。このように略す場合も多いです。
そもそもコレクションという言葉は、そのシーズンの作品群のことを指します。「今シーズンのシャネルのコレクションは、素敵だったよ」「私のブランドの春夏コレクションのテーマは、エレガンスです」のように使われます。
ではなぜ、日本ではコレクションと言われるようになったのでしょう。それは1970年代前半に、その頃から活躍していたデザイナーたちがランウェイショーの発表時期を合わせるようにする中で、「東京コレクション」という名称を通称として使うようになりました。
コレクションという言葉は、パリファッションウィークで「コレクションを発表する」という意味から、同じような印象を持ち、自然と馴染んだのではないでしょうか。個人的には、みんなが集まる(コレクトする)なんて期待や希望も織り交ぜられていたのではと勝手に推察しています。飲みながら、そんな話がされていたのではないかと。
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