そんな状況下、日本でも「東京を5大コレクションに」という機運が高まっていきます。
1984年にロンドンコレがスタートしていたことから、5大を目指すとなったわけですが、すでに国内では1974年に山本寛斎、コシノジュンコ、菊池武夫、金子功、花井幸子、吉田ヒロミからなる「TD6(トップデザイナー6)」という団体がまとまって活動を開始しており、さらにメディアでは、東京コレクションという言葉も使われていたようです。
ここに川久保玲や山本耀司、コシノヒロコなどの新たなデザイナーが加わり、TD6は発展的に解散し、1985年7月にファッションデザイナーの団体として、東京ファッションデザイナー協議会(CFD TOKYO)が設立されました。
当時、2カ月にも渡ってばらばらにショーを開催していた東京のデザイナーをほぼ2週間に纏めるべく、三宅一生を代表幹事とし、川久保玲、松田光弘、森英恵、山本寛斎、山本耀司の6名を発起人として設立され、1985年11月、86年春夏コレクションを国立代々木競技場敷地内にテントを建てて、ここを主会場に52ブランドによるショーを開催しました。
以降、春夏と秋冬の年2回、東京でファッションショーを主催してきましたが、2000年代に入るとコレクション期間が再び長期化するようになっていました。そこで2005年10月、従来の東京コレクションに加えてテキスタイル展や他の関連イベントも含めて主催する官民一体の「東京発・日本ファッション・ウィーク(JFW in Tokyo)」が立ち上がります。
東京コレクションは、「JFWコレクション」の名称のもと日本ファッションウィーク実行委員会、ファッション戦略会議事務局が主催(のちに日本ファッション・ウィーク推進機構)、運営していくことになり、CFDはファション戦略会議の一員として運営に協力する形となりました。
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