アトラス社は、将来的に既存の歩行者信号機との連動を目指す。赤や青の表示も可能にする計画を含め、信号機メーカーとの実証実験も進めている。さらに、AIカメラと連携し、歩行者の接近を感知して自動点灯する機能や、転倒検知によるアラートなども検討している。
同社の岩谷義晃取締役は「駐車場や空港など、道路以外での活用も視野に入れている」と応用範囲の拡大にも意欲を示す。
同社によると、守口市での成果を受けて導入を検討する別の自治体も出てきており、設置に向けて話を進めているという。一方で、全国への普及に向けては知名度の向上が課題となっている。展示会への出展や、各自治体へのプレゼンなどを通じて、より多くの関係者に技術を知ってもらう考えだ。
岩谷氏は「日本全国さまざまな交差点や道路に設置して、事故を1件でも減らすのが目的」と語る。交通弱者を支える取り組みとして、埋込型信号灯が全国に広がっていくかもしれない。
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