発売から65年たっても、ホームランバーの人気は衰えていない。では、ロングセラーの理由は何であろうか。
担当の坂本さんは、理由として2つを挙げる。(1)友人や家族みんなで食べられる定番の味わいであること、(2)当たりかどうかの結果を楽しめること、である。
味だけでなく、当たりの景品も時代の世相を反映したものを提供し続けている。「子どもがわくわくするものは何か。味と景品については、担当者が頻繁に議論を重ねている」と坂本さんは話す。
引き続きファミリー層をメインターゲットとし、「子どもはもちろん、誰が食べても子ども心に戻れるおいしさと楽しさを提供し続ける」(坂本さん)という。味や体験を通じて親子のコミュニケーションを促すことで、ブランドのファン層を広げ、長期的な顧客維持につなげる狙いである。
ホームランバーは、単なるアイスの販売にとどまらず、体験価値を提供することで商品力とブランド価値を高める戦略を採っているのだ。
今後、どのようなフレーバーや商品が登場するのか。5年後の70周年に注目したい。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
北九州のソウルフード「資さんうどん」 なぜ関東で行列ができるのか
ドンキ「152円ビール」じわり人気 “地味過ぎる”見た目になった深いワケ
なぜラーメン二郎は信者を生むのか 支配と服従がもたらす“中毒性”の正体Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング