「なるほど、いろいろこだわっていることはよく分かった。でも、なぜこの分度器が売れているのか、よく分からないなあ」といった人も多いかもしれない。筆者も子どものころを振り返ると、算数が苦手であった。
「分度器の細かい目盛を正確に読めない」といった基本的なことだけでなく、そもそも角度の意味をよく理解していなかったようだ。「150度と75度の違いは、どのくらい?」と聞かれても、よく分からないまま授業が進んでいて、道具の使い方を覚えようとしていた記憶がある。
ということもあって、1000円超の分度器がとても気になるのだ。高価な道具を使っていれば算数の点数はもっとよかったかも……といったタラレバの話ではなく、なぜ新潟精機はこのような分度器を開発したのか。その背景について、 HC事業部営業課の村岡昭彦さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。
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