ANAホールディングスは11月5日に「ANA特製パッチワーククッション」を再販した。
同商品は、ANAとオンワードコーポレートデザインの共同アップサイクルプロジェクトの第2弾として8月4日に70個限定で初めて販売された。送料込みで1万5000円と、クッションカバーにしては高価格帯にもかかわらず、発売からわずか17時間で完売した。消費者から再販要望が多く寄せられたため、追加で生産し再販に至ったという。再販個数は100個で、11月7日時点で69個売れている。
同商品の特徴はどこにあるのか? その誕生は2022年にさかのぼる。ANAとオンワードコーポレートデザインはアップサイクルプロジェクトの第1弾として、ルームシューズを発表した。それは飛行機の廃棄予定の座席カバーから型を切り抜いて製作したのだが、その後に残った端切れを再活用し、ANA特製パッチワーククッションが生まれた。
パッチワーククッションの裏地には、機内で普通席とプレミアムシートを仕切るために使用していた客室のギャレー(機内のキッチン)のカーテンを採用。廃棄対象となるシートカバー1枚の中から約85%をルームシューズやパッチワーククッションにアップサイクルして製品化した。
先述したように送料込みで1万5000円と少々値が張るが、発売後から順調に購入されており、一定の反響がある。ANAは購入層について「環境保護やサスティナビリティへ興味を持っているお客さまに向けて発売しました。その他、ANAのECモール利用客も本商品を購入しており、環境保護やサスティナビリティについて共感いただいていると思っています」とコメントしている。
ANAでは過去に作業着の古着からバッグを製作するアップサイクルプロジェクトなども展開している。共同アップサイクルプロジェクトが始まったのは、古くなった客室のシートカバーが捨てられていくのを「もったいない。なんとかしたい」と思ったのがきっかけだという。
ANAは取り組みについて「前回のルームシューズも2022年11月に50足と、12月70足を予約抽選で販売しましたが、いずれも制作できる量を大幅に上回る申込みがありすぐに完売しました。世の中のサステナブルに関する意識がますます高くなってきていると考えており、お客さまへ商品を提供し続けたいです」とコメントしている。
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