企業の6.5%が「クマリスク」を実感 地区別・業種別の影響は?(1/2 ページ)

» 2025年12月13日 10時00分 公開

 全国で熊(クマ)の出没情報が相次いでいるが、企業活動への影響はどの程度あるのか。東京商工リサーチが6309社を対象に調査したところ、企業の6.5%がクマ出没の影響があると回答した。影響が最も大きい業種は「宿泊業」(39.1%)だった。

photo クマ出没と企業活動への影響に関する調査(画像はイメージ、提供:写真AC)

 影響の有無を規模別にみると、大企業で7.8%、中小企業で6.4%と、大企業が1.4ポイント上回った。

photo 「クマリスク」の影響(出所:プレスリリース、以下同)

 影響が大きい業種のトップは「宿泊業」(39.1%)で、以下「電気・ガス・熱供給・水道業」(21.7%)、「飲食料品小売業」(21.2%)、「農・林・漁・鉱業」(21.0%)と続き、4業種で20%を超えた。

photo 業種別

 地区別では、「東北」(28.9%)が最も多く、次いで「北海道」(15.4%)、「北陸」(8.6%)と続いた。環境省の発表によると、11月末時点で東北のクマ被害者数は154人(66.9%)と、他エリアを圧倒している。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR