まず、みずほFGの2025年9月期の中間決算を見てみましょう。
経常収益4兆3375億円、業務純益6857億円、経常利益8496億円、親会社株主に帰属する中間純利益6899億円となり、前年同期比1238億円の増加となりました。
期中には、トランプ政権による関税発表を受け、2025年1月に4万円近くまで上昇していた日経平均株価が、4月には3万円を割る水準まで下落する局面もありました。しかし、その後は市場が落ち着きを取り戻し、株式市場は堅調に推移しています。
こうした市場環境の中、業績は当初想定を上回って推移しました。業務純益については、2025年度当初計画の1兆2800億円から、第1四半期、第2四半期と段階的に見直され、現在は1兆3500億円の見通しとなっています。
親会社株主純利益(連結決算において、グループの最終利益のうち親会社の株主に帰属する部分)についても、当初は9400億円を予定していましたが、第1四半期に800億円、第2四半期に1100億円の上方修正を行い、修正後は1兆1300億円を見込んでいます。
今回の上方修正における最大の要因は、金利環境の変化が基幹業務である銀行業務に直接反映された点にあります。
日本銀行の金融政策正常化を背景に、貸出金利回りは2024年度の0.98%から、この半年間で1.26%へと上昇しました。これに伴い、預貸金利回り差、いわゆる利ざやも0.92%から1.07%へ拡大しており、金利上昇の効果が収益として着実に表れています。
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