カシオが分析する人気の理由は、大きく3つある。
1つめは、シンプルさだ。奇抜さや強烈な個性で勝負するのではなく、時代を超えて使える普遍的なデザインであること。「見た目の驚きはないが、いつの時代も新鮮に見える」デザインとなっている。
2つめは、価格と品質のバランスだ。日常使いでも気兼ねなく使える価格帯でありながら、耐久性や精度も備える。実用品としての信頼がベースにある。
3つめは、長く続くグローバル視点のものづくりだ。欧州で火が付いた「カシオヴィンテージ」の人気を全世界に展開し、アジアや米国、日本へと波及させた。文化や色の好みに応じたバリエーションは用意しつつも、「基本は全世界で売れる商品」という考え方で商品を企画している。
2024年には、グローバルキャンペーンも本格化。以前は、ほとんどプロモーションを行っていなかったが、近年はユーザーに積極的に訴求する体制へと変化している。ブランド価値向上と新規顧客獲得の両立を狙う。
カシオは近年、G-SHOCKのリングウオッチなど新しい視点での商品開発にも取り組んでいる。クラシックラインでも、過去のアーカイブを掘り起こしながら、現代的な解釈を加えたモデルの展開を続ける方針だ。
「レトロを売る」のではなく、「長く続けてきたものが、結果的にレトロとして評価された」ともいえるカシオクラシック。普通の時計が、時代を超えて支持されている点は興味深い。
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