長期保存にもこだわった。同社は、「有事の際も手軽に食べられる『魚肉ソーセージ』があると助けになる」という思いから、備蓄品としての活用にも目を向けた。
4年半という長期保存の実現には、約5年を要した。最も苦労したのは、相反する「開けやすさ」と「密閉性」の両立。外側の包材を強化すると密閉性が高まり、手袋をしたままでは開けにくくなる。開けやすさを優先すると、密閉性に影響が出る。包むソーセージはカロリーと重さ以外、ほぼ通常商品と同じ。高温、強い衝撃など、過酷な条件で耐久性を見極める実験を100回以上、繰り返した。
外袋は頑丈なアルミ製。内袋と外袋の間に酸素吸着材を挟み込んだ設計で、長期保存を実現した。同社はこの包装の組み合わせで特許も取得している。開発メンバーの一人で同社チルド食品事業部の綿引悠太さんは「現場で手袋をしたままでも開けられ、4年以上の保存に耐えられるようにするのは簡単ではなかった」と振り返る。
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