まず、ヤクルトと明治HDの事業の核を見ていきます。両社はともに「乳酸菌飲料を扱う代表的な企業」として認識されているものの、実際の事業の構造や収益源は大きく異なります。
ヤクルトは乳酸菌飲料を中心に、化粧品事業や医薬品事業などを展開しています。ただ、収益の多くは特定の商品、特に「ヤクルト」をはじめとした食品カテゴリーに集中しています。そのため、ヒット商品が生まれれば業績が大きく伸びる一方で、市場環境の変化や競争の激化によって、業績が振れやすいという特徴があります。
一方で、明治HDは、乳酸菌飲料「R-1」などを展開しているものの、それらは食品事業の一部にすぎません。プロテインやチョコレート、ヨーグルトといった幅広い商品群を持つほか、ワクチンや抗菌薬などの医薬品事業も展開しています。
食品事業が安定的に現金を生み出す収益源(キャッシュカウ)として機能しつつ、医薬品事業でも収益を確保する構造となっており、景気変動や市場環境の影響を受けにくい、比較的安定した収益基盤を築いているのが特徴です。
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