集まった品物は、店舗に商品を配送した後のファミマトラックの空きスペースを活用して回収し、ブックオフの拠点で分別する。その後、ブックオフがマレーシアとカザフスタンで計19店舗を展開するリユースショップ「Jalan Jalan Japan」(ジャラン・ジャラン・ジャパン)で販売する。リユース基準を満たさない衣料品などは、繊維としてリサイクルに回す。
ブックオフの海外・3次流通・リサイクル・くらしサポート事業担当の井上徹執行役員によると、国内では売れにくい商品でも、海外では「Used in Japan」として品質の良さが評価され、需要が高いという。
ジャラン・ジャラン・ジャパンでは現在、商品を隙間なく並べる圧縮陳列で大量の商品を低価格で販売することで、他店との差別化を図っている。同店では2025年、約200万人の利用客が約1000万点の商品を購入しており、売れ残りはほとんどない状況だそうだ。
今回、ファミマでの回収品のうちリユースされた量に応じて、1キロ当たり1円を環境保護や社会課題解決に取り組むNPO法人などの任意団体へ寄付する。
ファミマの親会社である伊藤忠商事は2月、ブックオフグループホールディングスと資本・業務提携契約を締結した。
伊藤忠商事によると、SDGsや人・社会・環境に配慮したエシカル消費の広がりに加え、物価高を背景に割安なリユース品の需要が高まっているという。国内のリユース市場は、2024年に約3.3兆円規模に達した(リユース経済新聞調べ)。
一方で、日本では年間約56万トンの衣料品が処分されているのが現状だ(環境省調べ)。ブックオフの井上氏は「リユース市場は拡大している一方で、リユースできる身近な場所がまだまだ少ない。今回、生活者に近い場所であるファミマで導入できたことはとてもうれしい」と話した。
利用客のニーズや利便性、店舗スタッフのオペレーション、物流効率などを検証し、全国展開も視野に入れる。将来的には年間約4000トンの衣料品廃棄の削減を目指す。
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