【北京=三塚聖平】中国で、パソコン上などでさまざまな作業を自律的にこなす人工知能(AI)を活用したソフトウエア「AIエージェント」の利用が今年に入り急拡大している。人間が関わらずに電子メールの自動返信といった作業を行うことができ、「24時間無休の個人秘書」などともてはやされている。中国IT大手のみならず地方政府も活用を後押しするが、個人情報漏洩(ろうえい)などの問題も浮かぶ。
中国でAIエージェントの起爆剤となったのは「OpenClaw(オープンクロー)」。オーストリア人のソフトエンジニアが昨年公開したものだ。
指示を与えておけば、インターネット上の情報を収集し整理するほか、受信した電子メールの重要度を判断して仕分け、「緊急」と書かれた文章のみを関係者に転送するといった作業を自律的に行うことができる。
中国メディアは、オープンクローを活用して不動産物件を短期間で購入することにつながったケースを紹介している。信頼できる仲介業者の選定、不動産関連政策や購入時期による価格変動の調査、税金や費用の計算といった作業を細かい指示を出さずにオープンクローが行ったという。
オープンクローは、ユーザーの好みを理解することで利便性が増す。ロゴマークから中国では「龍蝦(ロブスター)」と親しまれ、自分に合った調整を行って活用することを「ロブスターを育てる」と呼ぶことが流行語となった。
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やっぱり、すぐ辞める新人は世の中をナメているのか 「倍速退社」の背景にある企業の病copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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