よく「1on1を導入すれば部下との関係が改善する」と言われる。もちろん、定期的な対話は重要だ。しかし、1on1そのものが目的になってしまうと、何も変わらない。「最近どう?」「何か困ってる?」という会話を繰り返しても、登山ルートが見えない部下には何の助けにもならない。
「何をめざしたらいいか、それをハッキリ教えてくれないのに、『最近どう?』と言われても……」
これが最近の若者の本音なのだ。
1on1の場でやるべきことは、「調子はどう?」「何か心配事ある?」という問い掛けではない。「今どの経由地にいるのか」「次の経由地まで何が必要か」「どこでつまづいているか」を確認し、ルートを微調整することだ。これができれば、1on1は本当に意味のある時間になる。
ホワイトハラスメントが起きるのは、上司が「優しすぎる」からではない。正しい手順を知らず、あるいは教えないまま、部下を「なんとなく見守る」だけになっているからだ。
山頂への登山ルートを設計せず、経由地も示さず、ただ「無理しなくていい」「分からないことがあったら、言って」と言い続ける。こんな姿勢が部下の成長機会を奪い、ホワイトハラスメントになるのだ。
逆に言えば、正しい手順を一緒に作り、経由地ごとに確認し、「次はここだ」と示し続ける上司は、部下もついてくるだろう。厳しさとか優しさとかは、関係がない。手順が共通言語になれば、「なぜこれをやるのか」が明確になるからだ。ハラスメントの多くは、手順がないから感情的になるのだ。
ホワイトハラスメントを恐れる必要はない。正しい手順で部下と向き合えば、ハラスメントの入り込む余地はない。山頂を目指すルートが見えている部下は、もう「指示待ち」ではなくなるのだ。
「目標は立てている。でも、なぜか達成できない――」
その原因は、努力不足でも意志の弱さでもありません。
多くの場合、問題は「正しい目標の立て方ができていない」ことにあります。
本書は、目標設定から計画立案、行動設計、進捗管理までを一気通貫で整理した、「実践型・目標達成の教科書」です。
営業コンサルタントとして数多くの現場を支援してきた横山信弘氏が、成果を出す人と出せない人の決定的な違いを体系化。目標達成を“精神論”から解放し、やる気に頼らず仕組みと運用で、目標設定から行動管理までを一気通貫で学べる目標達成本の決定版です。
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
部下「出社義務化なら転職します」 上司は引き止めるべきか、去ってもらうべきか
オンライン会議中に宅配を受け取る新入社員 叱っていいのか、悪いのか?
「残業キャンセル界隈」名乗る若者が増加中…… 上司はどう向き合うべき?
部下から「給料を上げてください」と言われたら、上司のあなたはどう返す?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング