植村さんが徹底したユーザー視点を持てる理由はどこにあるのか。それは、植村さん自身がセガの音楽ゲームを長年遊び込んできたファンであり、また年間100公演ほどの舞台を観劇する熱心な観客でもあったことに行き着く。ユーザー側の感動を、人一倍知っている。
そして、観客側としてだけでなく、高校や大学では劇団員として「作る側」にも立ってきた。観客側の感動と、作り手側のノウハウの双方が掛け合わされることで、多面的な演出設計を実現している。
育んできた感覚は、植村さんが仕事をする上での判断軸として根付いている。それが「変えない核」を見極めるという発想だ。
「仕事をしていると『前回から何を変える?』『新しい挑戦をしなくては』という議論になりがちですが、私は『変わらない価値』もあると考えています。ファンに愛される確固たる核がブランドを支えていて、その核をぶらしてはいけない。そんな思いでプロモーション施策に取り組んでいます」
植村さんの姿勢を支えているのが、年次や役職に関係なくリーダーに任命するという同社の社風だ。
若手にも責任ある仕事を任せる環境と、任される側の姿勢。両者がそろうことで20代エースが生まれるのだと、植村さんの歩みが物語っている。
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