奄美大島1stは、奄美空港からクルマで約15分。目の前に海が広がり、ビーチは徒歩30秒ほど。部屋に入ると一面に青い海と緑が広がる。奄美大島の自然を身近に感じられるよう設計し、同エリアの伝統的な建築物である「高床倉庫」を採用した。
同社初の建築モデルで、「円弧(えんこ)」を意味する「ARC(アーク)」と名付けた。自然と共生する建築デザインを強みとする建築家ユニット「SUEP.」(スープ、東京都世田谷区)と共創した。これまでの拠点同様に自然環境へ配慮し、屋根一体型の太陽光パネルや蓄電池を全面採用、EVレンタカーの導入など、サヌとして初の試みを多く取り入れている。
「離島ならではの物流の制約のほか、コスト面や関係各所との調整など苦労の連続でしたが、そのぶん体験価値の高い拠点になったと思います。それぞれが独立したヴィラになっていて、美しい海が目の前にあります。窓を開ければ、波の音が聞こえる距離です。
立地柄、停電が多いため、自立型のエネルギーを確保することで利便性を高めました。また、EVで山道に入ると生き物の鳴き声まで楽しめるなど、上質な体験につながると考えています」(SANU 宮下氏)
5月1日に開業したところ、宿泊予約は想定以上だという。既存会員とゲスト利用の予約を合わせると、5〜6月の週末はほぼ満室に。平均稼働率は、8割を超える水準で推移しているそうだ。海のアクティビティーが本格化する夏には、さらなる需要の高まりが予想される。
「奄美大島1stは、『注力拠点』と位置付けています。沖縄と比べると、奄美大島は大規模なリゾート開発が進んでおらず、雄大な自然や希少生物が見どころで、独自の文化が根強く残っている。この奄美大島のポテンシャルを生かし、サヌを通じて多くの方に地域の魅力を味わってほしいと願っています」(SANU PR 柴田菜々子氏)
好調なスタートを切ったサヌだが、将来的に大型ホテルの開業など大規模開発が進んだ場合の影響を課題視しているという。「大型ホテルができると一気に観光客が増えて、穏やかな環境が変化するかもしれません。その点は危機感がありますね」(SANU 宮下氏)
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