出世意欲については、全体の31.2%が「出世したい」と回答した一方、60.2%は「これ以上出世は望まない」と回答した。年代別で見ると、「出世したい」割合は20代が43.0%、30代が46.0%で、若い年代でも出世意欲を持つ人が一定数存在している。
「出世したい」と答えた人に、今後目指したい役職を聞くと、20代では「係長・主任・職長クラス」が49.7%と最も高く、30代では「部長クラス以上」「係長・主任・職長クラス」がそれぞれ3割台だった。40〜50代は「部長クラス以上」を目指す割合が相対的に高く、現在の役職も異なる可能性があることから、年代によって目指すキャリアの段階に違いが見られた。
出世したい理由は、「年収を上げたい」「ワークライフバランスを保てる範囲で挑戦したい」といった声が挙がった。一方、出世したくない理由では「責任や仕事の量を増やしたくない」「仕事よりプライベートを大切にしたい」といった意見が見られた。
また「子育てが落ち着いたら、より責任のある仕事にも取り組みたい」などの声もあり、出世に対する考え方はさまざまで、ライフステージに応じて出世を目指す時期を考えている人もいるようだ。
マイナビキャリアリサーチラボ研究員の朝比奈あかり氏は、「共働き世帯の正社員は、家計や時間の制約の中で家庭内の役割分担や働き方を調整しながら、仕事と私生活の両立を図っている。(中略)企業は、時期や状況に応じて柔軟にキャリアを描ける仕組みを整えることが、人材を中長期的に生かしていくうえで重要になる」とコメントしている。
本調査は2025年11月18〜21日、20〜59歳の既婚の共働き正社員男女を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は1066件。
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