ITエンジニアの“AI課金”が高額化 「月1万5000円以上」が2.7倍に急増、背景は?

» 2026年06月08日 05時30分 公開
[ITmedia]

 ITフリーランス向け案件検索サイトを運営するINSTANTROOM(東京都渋谷区)が実施した調査で、生成AIに月額1万5000円以上払うITエンジニアが前年の約2.7倍に増加したことが分かった。

INSTANTROOMは生成AI活用実態調査を実施(提供:ゲッティイメージズ)

 生成AIの有料プランを利用しているエンジニアは60.2%だった。課金額は「月2000〜4000円」(20.0%)が最も多く、「4000〜8000円」(12.4%)、「1万5000〜3万円」(9.8%)が続いた。

 月額1万5000円以上を支払っているエンジニアは21.0%で、前年の7.8%から約2.7倍に増加。このうち「月5万円以上」の利用者も6.0%に達した。

 有料プラン利用者の割合は前年の57.8%から微増にとどまり、1人当たりの課金額が上昇している傾向がみられた。

 INSTANTROOMは、その背景について「月3000円ほどの生成AIサービス単体での利用から、トークン消費(処理する情報)が大きいClaude CodeなどのコーディングエージェントやAIエージェントの普及、複数サービスの併用が進み、月1万5000〜3万円規模の上位プランが必要になる場面が増えた」と分析した。

主な利用ツールのおおよその課金額(出所:フリーランスボード「ITエンジニア向け生成AI活用実態調査【2026年】」、以下同)

 利用しているAIサービスは「ChatGPT」が74.8%で最多だった。ただし前年の97.5%からは22.7ポイント減少した。一方「Gemini」は72.1%、「Claude」は57.1%となり、いずれも前年から利用率を伸ばした。特にClaudeは前年から21.8ポイント増加した。

利用しているAIサービス(複数選択)

 AI開発支援ツールの利用では「Claude Code」(49.0%)、「Codex」(26.2%)、「Cursor」(16.9%)が上位に並んだ。

利用しているAI開発支援ツール(複数選択)

 本調査は5月21〜31日、ITエンジニア435人を対象にインターネットで実施した。

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