資生堂の「男性用日焼け止め」が計画比1.9倍 “面倒くさい”と感じる男性の心をつかんだワケ(1/6 ページ)

» 2026年06月20日 06時00分 公開
[小林香織ITmedia]

ダイハツ工業、旭化成、NOT A HOTELなど登壇:
無料セミナー「ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏」開催!

photo

ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。

AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。


  • 開催日:2026年7月8日(水)〜8月5日(水)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

 女性向けが中心だった日焼け止め市場で、男性向けの新製品が相次いで登場している。

 資生堂ジャパン(以下、資生堂)とマツキヨココカラ&カンパニー(以下、マツキヨココカラ)では、サンケアブランド「アネッサ」から、ブランド初となる男性向けUVアイテム「アネッサ マルチ コントロールUV ジェル」(40g、1628円)を3月に数量限定で発売した。

 ファンケルでも、男性用日焼け止め「ファンケル メン スキンケアUV」(50g、2200円)を、4月に数量限定で発売した。

資生堂「アネッサ」からは、男性用日焼け止めが初登場(資生堂ジャパン提供)
サントリーウエルネスの大人の男性向けブランド「ヴァロン」からも、日焼け止めが登場した(サントリーウエルネス提供)

 さらに、サントリーウエルネスでも、大人の男性向けスキンケアブランド「VARON(ヴァロン)」から、日焼け止め「VARON UV エアー プロテクター」(50g、3300円)を5月に発売した。

 いずれも販売は好調で、「アネッサ マルチ コントロールUV ジェル」は発売初月の売上高が計画比190%を達成、「ファンケル メン スキンケアUV」は想定より早く、6月末には予定数量を完売する見込みだ。

 インテージによると、2024年の男性化粧品全体の市場規模は、前年比114.8%の497億円に増加。2019年比では1.8倍となり、分類別では日焼け止め2.0倍、基礎化粧品1.8倍、メイクアップ化粧品1.3倍だった。

男性向けの日焼け止め市場は、右肩上がりで拡大している(出典:インテージのプレスリリース)

 男性の日焼け止め市場が拡大しているとはいえ、女性と比べると習慣化の傾向は薄い。資生堂ジャパン ブランドマーケティング本部 セルフサンケア・スキンケアマーケティング部 アネッサグループの志田涼輔氏によると、調査によって前後するが、日焼け止めを日常的に使用する男性は、約20%にとどまるという。

 あまり積極的に日焼け止めを使用しない男性に向けて、各社はどのようなアプローチで購入につなげているのか。資生堂とサントリーウエルネスの2社に取材した。

       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR