ヤマダ・エディオン「2.5兆円連合」の狙いは? “池袋決戦”の前哨戦か小売・流通アナリストの視点(4/5 ページ)

» 2026年06月29日 08時00分 公開
[中井彰人ITmedia]

家電量販店に足りない、女性消費者との接点

 ジェネリック家電の主な購買者も、女性消費者になる可能性が高い。ただし、家電は消耗品と比べて購入頻度が低く、家電量販店への来店頻度も高くない。さらに、美容家電や調理家電などを除けば、女性消費者が日常的に家電量販店を訪れる動機は限られている。

おしゃれな家電を多数扱うニトリ(出典:ニトリの公式Webサイト)

 一方、ニトリの場合は事情が異なる。ドラム式洗濯機を購入する予定がなくても、生活雑貨や家具を目的に来店する消費者がいる。特に、コスパの良い生活雑貨を支持する女性消費者にとって、ニトリは手頃で使いやすい商品を見つけられる場所として知られている。

 つまり、ニトリのドラム式洗濯機のヒットは、製品そのものの良さに加え、ジェネリック商品を持つ企業として築いてきたブランドイメージと、日常的な来店頻度の高さに支えられているのである。

 これを実現できなければ、ジェネリック家電の領域において、家電量販店がニトリやドン・キホーテなどの異業種ライバルに勝つことは難しいだろう。

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