オリエンタルランドは2028年から日本初のディズニークルーズ事業に参入する。クルーズ船の規模は約1250室で乗客は約4000人。2025年に造船を開始し、2026年4月に事業子会社を設立した。
首都圏の港を拠点とする短期航路が中心になるという。直接的な売上高や利益への寄与よりも、ブランド力の向上やインバウンド需要の取り込みといった効果を発揮しそうだ。
近年はディズニーリゾートでも、インバウンドの来園者が増加している。クルーズ事業の導入といった戦略からも、富裕層など客単価の高い顧客を重視するオリエンタルランドの姿勢がうかがえる。
値上げによって売り上げや利益を確保し、パーク内の混雑を改善するのは正しい施策だ。だが、長期スパンでは若年層の減少が将来の入園者数減少をもたらしかねない。
若年層は全体に占める割合が小さいため、コロナ禍以前の水準まで回復しても、混雑や収益への影響は小さいと考えられる。10年後を見据えて、子連れや学生客のチケットを値下げすべきではないだろうか。
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
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