ロイヤルホストのパンケーキは、数年前にテレビ番組の企画で料理人に酷評され、「不合格」となったことがある。この出来事が物議をかもし、SNS上では番組が“炎上”する事態に。
粟田氏は当時を振り返り、番組の放送にはショックを受けたものの、その後のファンからの応援に励まされたという。
「『なぜ不合格なの?』という声が非常に多く寄せられまして。応援していただいている事実を知ってうれしかったです。テレビ番組の放送後、店舗での注文が激増し、一時はシロップが足りなくなるほどでした」と語る。会社が設置しているお客様相談室にも「(番組での酷評を真に受けず)味を変えないで」という声が殺到し、パンケーキが長年支持されていた事実を改めて実感したという。
一方でこうしたファンの存在は、今回の冷凍化にあたって「味が変わってはいけない」というプレッシャーにもなった。冷凍食品のパンケーキが期待外れだった場合、店舗に足を運ぶ人も減ってしまうかもしれないからだ。
品質に万全を期すため、社内における最終ジャッジは異例の工程を経た。粟田氏が所属するロイヤル、外食事業を担うロイヤルフードサービス、そしてそれらを展開するロイヤルホールディングスの社長や専務といった役員が一堂に会して試食を実施したのだ。
結果として、役員陣から「これ、店舗に出してもいいんじゃないの?」との声が上がるほどの仕上がりとなったという。
こうして6月17日に発売に至ったパンケーキは、現在まで計画を上回る水準で売れているという。単品販売のほかギフトセットも好調で、現在はECのみの取り扱いだが、今後は店頭での販売も検討しているという。
消費者の声が激励にも、プレッシャーにもなったロイヤルホストのパンケーキ。冷凍食品化でさらにファンを増やせるか。
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