副業人材を“数合わせ”に使う企業はもう手遅れ!? 生成AI時代の採用難に負けない、IT人材戦略のイロハ(5/5 ページ)

» 2026年07月17日 07時00分 公開
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「副業を認めるか」では、時代に乗り遅れる

 副業エンジニアの増加は企業にとって脅威ではなく、むしろ採用難の時代において、専門性を柔軟に取り込むチャンスでしょう。ただしそのチャンスを生かせるかどうかは、企業側の受け入れ設計にかかっています。

 「副業エンジニアを採用すれば、組織の課題が解決するだろう」と安易に考えてしまう企業は、期待した成果を得にくいでしょう。一方で、正社員で持つべき領域と外部人材で補完する領域を切り分け、権限、成果、セキュリティ、評価をそれぞれ設計できる企業は、採用競争が激化する中でも必要な専門性を確保しやすくなります。

 副業エンジニアの増加は働き方の変化ではなく、個人のキャリア自律化と、企業の人材調達手法の多様化が交差した結果です。

 今後、企業が問うべきは「副業を認めるか」ではなく「どの仕事を正社員で担い、どの専門性を副業エンジニアで補完し、どの人材を将来的に中核へ迎えるのか」です。企業には人材を採用する力ではなく、正社員、副業、業務委託、フリーランス、外部パートナーを組み合わせて、事業に必要な能力を設計していく力が求められています。

著者プロフィール:芦野成則

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レバテック株式会社 リクルーティングアドバイザー

一橋大学を卒業後、官公庁に5年半勤務し、2019年にレバレジーズに中途入社。

レバテックのキャリアアドバイザーとして、年間約300人以上のエンジニア・ITコンサルタント向けのキャリア支援を行い、その後ハイクラス専任チームの立ち上げに従事。

現在は企業の採用支援を行うリクルーティングアドバイザーとして、人事目線での社内実情やIT人材の転職市場動向を踏まえ、多角的な視点から採用支援を実施。

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