実証実験を始めた当初、ローソンは利用者のマナーや近隣への騒音を懸念していた。しかし、車外にテントを張ったり火を使ったりする行為を禁じ、飲食や調理は車内のみとするなど、ルールを徹底。1年間の運営で、周辺からの苦情はなかったという。「車中泊に慣れた利用者が多く、大きなトラブルは起きていない」(戸津氏)
また、有料の車中泊サービスを始めたことで、無断駐車がほぼなくなるなど、副次的な効果もあった。一方で、休憩のために立ち寄るトラックの運転手など、車中泊以外の目的で駐車場を使うクルマもいる。戸津氏は、そうした車両とのすみ分けを今後の課題に挙げる。
深夜に商品を運ぶ納品トラックの音で、利用者の快適性が損なわれる懸念もあった。しかし、車中泊用の駐車区画をトラックの出入り口から離して配置するなど、騒音の影響を抑えた。今回の拡大でも、納品作業と車中泊スペースが重ならないよう工夫している。
季節ごとの傾向も見えてきた。夏は、エンジンを切ったまま過ごせる仕様のキャンピングカー利用者が中心で、アイドリングなどの問題も起きなかった。冬は大みそかの予約がほぼ100%に達し、初日の出を目的とした利用が多いことも確認された。
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