これまでモーニングを提供してきた各社もサービスを一段と充実させ、ランチ以降と比べて割安感のある価格設定を打ち出している。
牛丼チェーン3社では、牛肉や米の価格高騰を受け、値上げを余儀なくされてきたが、モーニングでは比較的手ごろな価格を維持している。吉野家では、牛丼とみそ汁に小鉢1品を選べる「朝牛セット」を並盛552円で提供。すき家の「牛まぜのっけ朝食」は、牛皿の小鉢にご飯、みそ汁、半熟卵などがセットで430円だ。松屋は「Wで選べる玉子かけごはん」として、ご飯とみそ汁、卵に加え、牛皿などの小鉢を1品選べるメニューを350円で提供している。
カフェやハンバーガーチェーンでは、パンを使ったメニューを提供していることが多い。ドトールコーヒーでは「ハムタマゴサラダ」「アボカド&ツナポテト」といったサンドイッチが500円台からある。カフェ・ベローチェは、トーストサンドなどとドリンクのセットが500〜600円だ。
マクドナルドでは「朝マック」と称し、マフィンで挟んだメニューを中心に展開している。ドリンクが付いた「ソーセージエッグマフィンコンビ」は390円からだ。
モスバーガーは3月に、朝食時間帯限定の「朝モス」メニューをリニューアルした。あらびきポークの「シャウエッセン」を使用した「朝のホットドッグ」はドリンクセットで470円だ。「朝の野菜バーガー 〜オーロラソース〜」(ドリンクセット540円)、「朝のとろったまチーズバーガー 〜テリヤキソース〜」(ドリンクセット590円)などもある。
一方、高価格帯の朝食メニューを提供している企業もある。例えば、ロイヤルホストは「ロイヤルホストモーニング 〜コーンのポタージュ・サラダ付〜」(1408円)や「モーニングビーフジャワカレー」(1353円)など、1000円超えのメニューが並ぶ。ホテルの朝食代わりや、休日にゆったりと朝を過ごしたい人のブランチとして好評だ。
ガストは、数百円台の簡単な軽食から1000円を超えるメニューまでそろえている。軽く食べたい人には「ライトモーニングプレート」が500円、がっつり食べたい人には「冷やしぶっかけ大葉おろしうどん&カレー丼」が769円からなど、用途や気分に合わせて選択肢が広いのが特徴だ。「うな重 味噌汁・漬物付き」(1484円)といったメニューもある。
ガストを展開している、すかいらーくホールディングス(以下、すかいらーくHD)の広報担当者は「モーニングのニーズは多様化している。そのため、近年のガストでは、手軽に楽しめるワンコインモーニングを導入する一方、朝からしっかり食べたいというニーズにも応えている」と話した。
軽めの朝食に加え、朝からボリュームのある食事を求めるニーズも広がっており、こうした需要を取り込もうと各社で新規参入やメニューの拡充が進められている。
安いのに“客離れ”が止まらない「かつや」 男性客を遠ざけた、ワンコインの壁とは?
「朝サイゼ」開始で競争激化!? 喫茶店以外でも参入が進む「朝食戦争」 24時間提供するチェーンもCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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