スーパーの成城石井は、オンライン限定の「成城石井 夏の福袋 2026」を全20種で展開している。7月1日から予約を受け付け、8月9日まで注文を受け付ける。同社は2022年から夏の「福箱」を売ってきたが、今年から名称を「福袋」に改めた。昨シーズンの受注は売り上げベースで前年比200%超と伸び、夏商戦の柱に育ちつつある。
打ち出したのは猛暑対策だ。気象庁が気温40度以上の日を「酷暑日」と定めるほどの暑さを踏まえ、「火を使わない」「ひんやり」「重いものを運ばない」をキーワードに商品を選んだ。火を使わず皿に盛るだけのオードブルセット(5490円)、冷やして味わうスイーツセット(3990円)、アイス10種12個のアソート(5490円)などがそろう。
全20種に、保冷剤用のメッシュポケットが付いたオリジナル保冷バッグ「クーラーバッグ クールグレー」を付けた。重い荷物を運ばずに済むオンライン配送とあわせ、暑い中での買い出しや調理の負担を減らす狙いだ。
各社に共通するのは、販売価格と同等かそれ以上のクーポン・食事券を柱に据えた「元が取れる」設計と、夏に映えるグッズの組み合わせだ。物価高で節約志向が強まるなか、消費者が納得しやすいお得感を前面に押し出している。夏のボーナス時期とも重なるため、購買意欲が高まりやすく、お中元やサマーセールといった商戦との相乗効果も期待できる。
クロス・マーケティングの調査(2025年)では、夏の福袋を買ったことがある人は6.9%にとどまるが、裏を返せば伸びしろは大きい。年末年始の風物詩だった福袋だが、夏の新定番になるか。
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