というのも、企業からの発信はかつてなく届きにくくなっているからだ。例えば、SNSの投稿はタイムラインを数秒で流れ去り、動画は最後まで再生される前にスキップされる。広告に至っては、受け手が「これは宣伝だ」と察した瞬間に関心を失ってしまう。予算を積んでも、メッセージがそのまま相手の中に残る保証がない。
ポッドキャストは、その対極にある。押しつけられて流れてくるのではなく、リスナー自身が選んで再生する「能動的なメディア」であるため、広告のような一度きりの露出ではなく、時間をかけて関係を築ける「継続的な接点」として、企業は音声に目を向け始めている。
筆者はこれまで、企業のポッドキャスト番組を年間500本以上、累計2500本以上手掛けてきた。その現場で繰り返し実感してきたのは、音声が「認知」「採用」「ファンづくり」「社内の一体感の醸成」まで、想像以上に幅広い効果を発揮するということだ。
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