なぜ一流は仕事帰りに寄り道する? 「自分時間」に切り替える習慣世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか(2/3 ページ)

» 2026年08月22日 08時00分 公開
[越川慎司ITmedia]

 こうした状況は国際的な統計にも表れており、OECDの「Better Life Index」によれば、日本人が1日のうち余暇や食事・睡眠などの身体的ケアに充てる時間は14.1時間となっています。

 この数値はOECD加盟国の平均である15時間を下回っており、労働時間と生活時間の配分を示す指標においても、日本は加盟国の中で下位に位置しています。

 「投資の神様」と称されるウォーレン・バフェットは、夜の時間にブリッジというトランプゲームに興じています。バフェットは毎週約12時間をこのゲームに費やしており、夜間にはビル・ゲイツら仲間とオンラインでの対戦を楽しんでいます。

 その没頭ぶりは、「美女が横切っても気づかないほど集中する」という彼のジョークにも表れています。投資活動とは完全に切り離された「別の頭を使う時間」です。

(出典:ゲッティイメージズ)

 2009年にアマゾンが買収した靴・アパレル通販サイト、ザッポスの元CEOであるトニー・シェイは、さらに特徴的なサードプレイスを選びました。

 彼は2015年頃、ラスベガスの中心部にエアストリームの移動住宅30台からなるトレーラーパーク共同体を構築。自らもそこで社員や友人と共に生活していました。夜には住民同士で焚き火を囲んだり、即興ライブを開催したりする場に身を置いたといいます。

 これにより、日常におけるセレンディピティやランダム性を最大化することを意図していました。

 グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンは、仕事終わりに空中ブランコのレッスンクラスへ通うほど、曲芸の習得に情熱を注いでいました。サーカス芸に近い特殊な運動によって心身をリフレッシュさせることが、自身の創造性につながると述べています。

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