なぜ一流は仕事帰りに寄り道する? 「自分時間」に切り替える習慣世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか(3/3 ページ)

» 2026年08月22日 08時00分 公開
[越川慎司ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか 年収が上がる帰宅後の過ごし方 』(越川慎司/クロスメディア・パブリッシング)

 サードプレイスは、洒落た空間である必要はありません。「仕事以外の顔」を持てる場であれば、その役割を十分に果たします。

 「仕事との関わりが薄いこと」「日常的に通えること」「他者からの評価から距離を置けること」の3つの条件を満たしていれば、近所の図書館や駅前のコーヒーショップも立派なサードプレイスになります。

 一方で、気持ちを切り替えるために、必ずしも特定の場所へ足を運ぶ必要はありません。私がマイクロソフトに在籍していた頃は、会社を出た後の最初の3分間を、意識して「ゆっくり歩く」時間にあてていました。

 これは、私が尊敬していた当時の役員が実践していた習慣です。彼はあえてオフィスから離れた場所に自家用車を停め、そこまで時間をかけて歩くことで、心の切り替えを行っていました。

 早歩きをやめて周囲の景色を眺め、深呼吸を繰り返すだけです。導入した当初は効果に半信半疑でしたが、2週間ほど継続した頃に明確な変化が現れました。

 3分間が経過する頃には、頭を占領していた仕事の思考が自然と薄れていくのを感じたのです。体の動きを意図的に遅くすれば、それに連動するように思考のペースも落ち着いていきます。

 私はこの習慣を生活に取り入れたことで、帰宅後に自分自身の時間をしっかりと確保できるようになり、以前よりも生活がずっと豊かになりました。

 読者の皆さんも、明日からは仕事を早めに切り上げてみてください。そして自宅に到着する前に、仕事と自分自身を切り離し、心身をリラックスさせる習慣を取り入れることをお勧めします。

越川慎司(こしかわ・しんじ)

株式会社クロスリバー 代表取締役

国内外の通信会社に勤務した後、2005年にマイクロソフト米国本社に入社。業務執行役員として事業責任者などを歴任する。2017年に株式会社クロスリバーを設立。世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の働き方改革を支援。オンライン講演・講座は年間300件以上、受講者満足度は平均96%。PIVOT などメディア出演多数。Voicy「トップ5%社員の習慣ラジオ」が好評放送中。著書にベストセラー『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)、『AI 分析でわかったトップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。著書累計35冊。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR