「まるで水風呂」の水冷ウェア なぜ軽さを捨てた? 重さ2キロでここまで冷える理由(1/4 ページ)

» 2026年08月22日 06時00分 公開

視聴無料・LIVE配信:
無料セミナー「ROI視点で考える本気のAI PC選定」開催!

photo

  • 開催日:8月28日(金)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

 各地で記録的な暑さが相次ぐ中、暑さ対策グッズの選択肢が年々増えている。体を直接冷やす「着る」タイプでは、ファン付きウェアが主流だ。ただ近年は、より強い冷却をうたう商品も目立つ。

 そうした中、電気で冷やした水を循環させる水冷ウェアが登場した。家電やIoT機器などの開発を手掛けるShiftall(シフトール、東京都中央区)の新モデル「ChillerX Pro」(3万9900円)だ。前回モデルから冷却性能を約1.6倍に高め、軽さやコンパクトさよりも「冷やす」ことに特化した。

photo 水冷ウェア「ChillerX Pro」(画像はShiftall提供、以下同)
photo 軽さやコンパクトさよりも「冷やす」に特化

 ChillerX Proは、電動ポンプで冷やした水を服の内側に循環させて、上半身を冷やす「ペルチェチラー方式」を採用している。ペルチェ素子(電気を流すと片面が冷える半導体)で水を冷やし、その冷水を体に巻いたシートに巡らせる。

photo 「ペルチェチラー方式」を採用

 一般的なファン付きウェアは、服の中に外気を送り込み、汗の気化熱で涼しさを得る。そのため、外気温が高いほど涼しさは弱まる。一方の水冷は、外気温に左右されにくい。Shiftallによると、気温45度でも水冷シートの表面温度は約15度に保たれるという。15度は水風呂に近い冷たさで、同社は「常に水風呂に浸かっているような感覚」と表現する。

 氷で水を冷やすタイプの水冷ウェアとも異なり、電気で冷やし続けるため、長時間使っても冷たさが持続する。大容量のモバイルバッテリーなら長時間、USB PD対応のACアダプターにつないでいる限り、冷やし続けられる。

photo 電気で冷やし続けるため、長時間使ってもぬるくなりにくい

 同製品は肌に触れる冷却面積も広く、上半身を面で冷やす。ペルチェ素子を肌に直接当てて冷やす自社の従来方式(ペルチェ直冷)に比べ、冷却面の表面積は約14倍としている。重量は約2.0キロ(バッテリーを除く)で、使う水は約140ミリリットルとなっている。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR