前回モデルの利用者からは、「もっと冷やしてほしい」という要望が最も多く寄せられた。Proはこの声に応え、軽さやコンパクトさよりも、冷却を最優先とした。
ChillerXは、冷却に2つのペルチェ素子を使う。これらを強く働かせるほど発熱も増え、その熱をうまく逃がさなければ、冷却性能を高められない。そこでProは、4本のヒートパイプを備えた大型のヒートシンク(放熱部品)を新たに積み、放熱能力を高めた。その結果、本体は大きくなり、重量はバッテリーを除いて約2.0キロと、前回モデル(約1.6キロ)から増えた。
軽量化とコンパクト化の要望も寄せられているが、岩佐氏は「軽量化とコンパクト化は冷却性能とトレードオフの関係にある。Proでは冷却を選んだ」と語る。あわせて、気温が40度を超える環境でも動くよう改良した。ポンプの動作音も、利用者の声を受けて前回モデルより抑えたという。
空調の効かない屋内工場や、建設、屋外の警備や誘導、農業など、暑さから逃げることが難しいシーンでの利用を想定する。加えて、屋内外を歩き回る大規模なイベントや、走行中に日陰を確保しにくいバイクなどでの使用も見込んでいる。
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