ファミリーマートは9月1日、店舗スタッフのユニフォームを刷新する。また、新たな身だしなみ基準「ファミマコーデ」を導入する。従業員の多様な価値観や個性を尊重することで、働きやすい環境を整え、採用の強化につなげる狙いだ。
新ユニフォームの導入は約10年ぶりだ。累計販売数700万枚を超えるコンビニエンスウェアの「アウターTシャツ」をベースにしたTシャツタイプに刷新する。コンビニエンスウェアのクリエイティブ・ディレクターを務める落合宏理氏がデザインした。
半袖と長袖の2種類を用意し、サイズはXSから11Lまでの全14サイズを展開する。胸元と背中には「FamilyMart Staff」のロゴを入れた。カラーは深い青緑で、コーポレートカラーとの調和を考慮した。シンプルなTシャツタイプにすることで、製造コストの削減にもつなげる。
首周りの窮屈さをなくし、長時間着用しても快適に過ごせるよう工夫した。綿100%の素材を採用し、肌への負担も軽減。「より動きやすいものがよい」「カジュアルな着こなしができるものがよい」といった店舗スタッフの要望を反映したという。
新ユニフォームに合わせ、店舗スタッフだけが購入できるコンビニエンスウェアの「ラインソックス」も用意した。
身だしなみの基準も見直す。新たな基準「ファミマコーデ」では、従業員の個性や多様な価値観・信条を尊重することを基本とした。
これまで段階的に緩和してきた髪色のルールは、今回、全ての制限を撤廃する。ユニフォームの着こなしも自由とし、ユニフォームTシャツの下に重ね着をして個性を出せるようにした。宗教上の理由で身に着けるヒジャブなども解禁した。
プライバシー保護や多様性への配慮から、平仮名または片仮名で好きな名前を使える「ワーキングネーム」も導入する。また、「耳が聞こえにくいです」「目が見えにくいです」といった多様な特性を示す「お知らせバッジ」をネームプレートの下に付け、利用客に分かりやすく伝える仕組みも取り入れる。
ファミマの店舗オペレーション支援本部長を務める谷口賢二氏は「さまざまなご意見はあると思うが、消費者からの注目が高まるチャンスだと思っている。信頼の土台があって初めて自由があるという思いでファミマコーデを設定した。清潔感と衛生管理、安全性の確保、丁寧な接客にこだわりたい」と説明した。
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