DMMプレミアムでは、会員特典として他サービスを割安で利用できる特典や、ポイント付与の仕組みを提供している。DMM TVのアプリにもマンガのタブを設置し、会員がグループ内のさまざまなサービスを回遊しやすい導線を整えてきた。
そのため、会員が利用するサービスは動画にとどまらない。2025年度の新規会員によるDMMブックスの購入額を見ると、前年度の新規会員と比べて1.7倍に増加した。「プレミアム会員になった後に、他のサービスを利用するユーザーは年々増えている」と浅川氏は語る。
会員の顔ぶれも変化している。これまでDMMは30〜40代の男性を中心に会員を集めてきたが、DMMプレミアムでは新規登録の約半数を20代が占めるようになった。浅川氏は狙い通りの結果だと説明する。
現在のプレミアム会員は、20代が32%と最も多く、30代が28%、40代が18%と続く。男女比は男性が約70%、女性が約30%だ。若年層を取り込みつつ、30〜40代も40%超を占めている。DMM全体で見ても、新規会員の約半数がDMM TVやDMMプレミアムを経由しており、プラットフォーム全体の入り口になっていることがうかがえる。
また、解約の抑制にもつながっている。動画以外のサービスも使う会員は、DMMをプラットフォームとして捉えており、継続しやすい。月額だけで見ると550円と安価だが、動画事業単体で採算を取っているわけではない。安さで会員を集め、グループ全体で回収する設計といえる。
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