なぜ月額2189円でも選ばれるのか 会員515万人突破、U-NEXTが描く「Netflixと違う道」サブスクの勝算と限界(1/5 ページ)

» 2026年06月25日 06時00分 公開

サブスクの勝算と限界:

 売り切って終わりではなく、毎月収益が積み上がるサブスクモデル。安定収益、顧客データ、囲い込み――企業にとって魅力は多い。一方で、継続率が下がれば一気に苦しくなる側面もある。急拡大したサブスク市場の勝算と限界を読み解く。

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 動画配信サービスは、いまや1000円以下でも十分に楽しめる時代だ。その中で、月額2189円の「U-NEXT」が会員数を伸ばし続けている。有料会員数は515万人を突破し、運営するU-NEXT HOLDINGSの2026年8月期中間決算によると、コンテンツ配信事業の売上高は706億円(前年同期比13.1%増)に達した。

 競合サービスの「Netflix」(890円〜)や「Amazon Prime Video」(600円〜)と比べると、U-NEXTの価格は高い。それでも、なぜ選ばれるのか。

photo U-NEXTが会員数を伸ばし続けている(画像はU-NEXT提供、以下同)

 U-NEXTが扱うコンテンツは幅広い。映画、ドラマ、バラエティー、スポーツ、音楽ライブに加え、電子書籍は129万冊をそろえ、雑誌210誌以上は読み放題で提供している。毎月1200円分のポイントを付与し、最大4人で使えるファミリーアカウントも備える。

photo 幅広いコンテンツを提供するU-NEXT
photo サッカーやゴルフなどスポーツコンテンツ配信にも注力

 2023年7月には「Paravi」を統合し、TBS系のドラマ・バラエティーを取り込んだ。統合前に約300万人だった有料会員数は、515万人まで伸びている。

 ここ数年で強化したライブ配信コンテンツや、テレビ局との提携によるドラマ・バラエティーの拡充が、会員数増加をけん引している。特に、スポーツコンテンツの視聴者は、視聴しない会員に比べて継続率や利用頻度が高い傾向にあるという。

 2026年1月にはIP本部を新設し、出版を起点とした自社IPの開発を強化したほか、2027年には音楽サブスクへの参入も予定するなど、動画配信の枠にとどまらない動きも見せている。

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