なぜ月額2189円でも選ばれるのか 会員515万人突破、U-NEXTが描く「Netflixと違う道」サブスクの勝算と限界(4/5 ページ)

» 2026年06月25日 06時00分 公開

IPビジネスの収穫期は2030年以降を見据える

 潤沢な資本でオリジナル作品を量産し、グローバル規模で回収する競合のビジネスモデルは再現が難しいからこそ、独自の仕組みを築く必要がある。

 課題は、IPビジネスは成果が出るまでに時間がかかることだ。現在は種まきの段階と位置付けており、本格的な成果が表れるのは2030年以降と見込む。作品を多くの人に届けられる環境を整えることで、作家や漫画家などのクリエイターが集まる好循環を生み出したい考えだ。

photo U-NEXT社長の堤天心氏

 もう一つの新たな事業領域が、音楽サブスクだ。2027年の開始を目指し、ポイントで利用できるようにすることで解約率の低下も見込む。動画で築いたポイント制度を、音楽配信にも広げる狙いだ。

 ただし、コンテンツ配信事業の営業利益は中間期で57億円と前年同期比ほぼ横ばいとなっている。オールインワンサービスの拡充とIP開発を同時に進める中で、収益性をどう確保するかが問われている。

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