「廃墟」と呼ばれたタイムアウト大阪 半年後に行ってみたら、どうなっていた?(6/6 ページ)

» 2026年09月15日 06時00分 公開
前のページへ 1|2|3|4|5|6       

残る課題は

 現在の集客状況を見ると、「廃墟」と呼ぶにはにぎやかな印象を受けた。具体的な数値は非公開だが、タイムアウトマーケット大阪によると、イベント開催やランチ需要の獲得の効果もあり、集客数は計画値に近い水準で推移しているという。

 もっとも、時間帯によっては弱さが残る。仁科氏も「午後2時ごろから午後5時ごろまでが苦しい」と認める。夜も同様で、9月上旬の金曜午後6時30分時点では、席の埋まり具合は2割ほど。ビールを半額で提供する月曜も、午後6時15分時点では客足はまばらだった。

 ただ、夜の需要がないわけではない。同施設は宴会プランを用意し、施設内には個室も設けている。駅直結という立地条件に加え、大人数でも席を取りやすいという利点があることから、設備やメニューの認知が広がれば、可能性はありそうだ。

photo 個室スペースも提供している

 商業施設にとって、2年目は開業景気が切れ、実力の問われる局面でもある。タイムアウトマーケット大阪は施策を打ち続けたが、成果が外から見えるまで時間がかかった。一度ついたイメージは、実態よりも長く残りやすい。

photo 今後は夜需要の取り込みも

 11月にはグラングリーン大阪の北側に「うめきたの森」が開業を予定しており、周辺のさらなる人流の増加が見込まれる。仁科氏は今から1年後の理想像として「さまざまな客層の人が毎日笑顔で食事を楽しんでいる。そういう姿になっていればいい」と語る。

 うめきたエリア全体のまちびらきが完了する2027年度。そのとき、タイムアウトマーケット大阪はどんな施設として呼ばれているのか。

視聴無料・LIVE配信:
「AI格差」を乗り越え自走する現場をつくる「変わる情シス 2026 夏」

photo

  • 開催日:9月14日(月)〜 9月18日(金)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

前のページへ 1|2|3|4|5|6       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR