この「動く売り場」を手掛けるピムトは、2026年1月に設立された。もともとは、パナソニック ホールディングスが2024年に始めた新規事業で、事業責任者だった改發壮(かいはつ・そう)さんが、その事業を引き継ぐ形で独立した。
現在の課題は、台数を増やしたときの管理だ。商品補充、充電、移動などの作業が増えるため、現状では1人で管理できるのは3台が限界だという。そこでAIを活用し、自販機の移動先や移動のタイミング、商品の補充や充電のタイミングを判断できる仕組みを検討している。
このように運営の効率化を進めながら、今後は国内線への展開も視野に入れている。数年以内に、100台体制を目指すそうだ。
「動く自販機」は、見た目こそ少し未来っぽい。ただ、実際に運営して分かってきたのは、意外とシンプルなことだ。どこに置けば売れるのか。誰が買うのか。看板をどこに出せば売り上げが増えるのか。固定店舗では変えにくい売り場の条件を、実際に動かしながら試せる。
こうした「売り場の答え合わせ」ができることこそ、この自販機の特徴なのかもしれない。
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