Anthropicは6月9日、Mythos級の性能を維持しつつ安全対策を施した「Claude Fable 5」を一般公開した。だが3日後の6月12日、突如として提供停止に追い込まれる。
米政府が輸出管理上の指示として、外国籍者によるFable 5などへのアクセス停止を求めたためだ。Anthropicは、指示に確実に従うには全顧客への提供を止めるしかなかったとしている。提供が再開されたのは7月1日だった。
約1カ月の間に起きた一連の出来事は、AIモデルが半導体と同じように国家の管理対象になり得ることを示したといえる。
9月には米OpenAIが新世代「GPT-6」を投入した。高度な推論向けの「Astra」、汎用(はんよう)の「Sol」、大量処理向けの「Luna」の3モデルで構成する。Astraは企業向けChatGPTでは初期設定で無効になっており、管理者が有効化する仕組みだ。
性能の向上とともに、AIそのものへの警戒も強まった。Anthropicは4月に公表したMythos Previewのリスク評価に関する報告書で、全体のリスクは「非常に低い」としながらも、従来のモデルより高いリスクがあると認めている。難しい課題を与えられた際に、無謀で過剰な手段を取った例もあったという。
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