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クラファン3900万円達成! 集中度を数値化するイヤフォン型脳波計「VIE ZONE」の可能性中高年の男性が支援(2/5 ページ)

日本のスタートアップが発表したイヤフォン型脳波計「VIE ZONE」が、クラファンで3900万円ほどの支援金を集め、注目されている。イヤフォン型脳波計とは、どのようなアイテムなのか。同製品を開発したVIE STYLEの社長に話を聞いたところ……。

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耳から脳波を測定し、集中度・リラックス度を可視化


見た目は、ほぼイヤフォンで脳波計が付属しているようには見えない

 イヤフォン型脳波計「ヴィーゾーン」は、イヤフォンの先端にあるイヤーチップセンサーと首元のネックセンサーによって、脳波、心拍、呼吸を測定。AIが内面状態を解析し、「集中度」あるいは「リラックス度」が専用アプリ上に数字で示される。

 ヴィーゾーンは「集中モード」(FOCUS)と「リラックスモード」(CALM)の2つを備えており、集中したいときは集中度を測定し、休憩時はリラックス度を測定する。

 使い方は以下のとおりだ。

(1)イヤフォンを装着する。

(2)専用アプリを立ち上げ、楽曲をセレクトし、タイマーを設定する。

(3)タイマーが切れるまで集中して作業に取り組む、あるいは休憩する。

(4)集中度、あるいはリラックス度が、アプリ上に数値で表示される。


アプリ上では「集中度」(FOCUS)と「リラックスモード」(CALM)が数値で示される

 使えば使うほどデータが蓄積し、それを参照しながら自身の「集中パターン」を見つけ、パフォーマンスを最大化させるのに役立つという。

 アップルミュージック、グーグルプレイミュージックと連携しており、両サイトからダウンロードした楽曲を聞きながら作業すれば、集中しやすい曲を集めたプレイリストを作成する機能も実装予定。ユーチューブやスポティファイといったクラウドタイプのプラットフォーム上の楽曲を聞くことも可能だが、プレイリストの作成はできない。また、無音状態で脳波を測定しても問題ない。

 ヴィーゾーンは、PC作業、アートなどの作品制作、ヨガや軽いストレッチなど静的なエクササイズ、学習、瞑想などのタイミングでの使用が推奨されている。ランニングなど激しい動きが伴う場合は現状ノイズが入り、脳波がうまく測定できないが、今後改善を図りたいそうだ。

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