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ジョイフルのハンバーグが20万食も! ユーチューバーとコラボしたD2C事業の成功法則仕掛け人に聞く(2/6 ページ)

YouTube試聴人数の飛躍的な増加に伴い、近年ユーチューバーとのタイアップ企画が急増している。ファミリーレストラン「ジョイフル」では、「ヒカル考案 冗談抜きで旨いハンバーグ」が発売1週間で累計20万食を達成。これらを手掛けたサムライパートナーズ社の青木康時氏に、「ユーチューバーとコラボレーションしたD2C事業の成功法則」を聞いた。

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共感を誘うストーリーで支持を得た「ジョイフル」

 100人以上のユーチューバーのビジネスサポートを請け負い、多くのヒット商品を排出しているサムライパートナーズ。21年7月に発表したジョイフルとのタイアップ企画では、「今もっともモノが売れるユーチューバー」だというヒカル氏を起用して、ジョイフル史上最速の売り上げ記録を打ち立てた。

 企画の背景には、コロナ禍で過去最大の赤字となり、直営200店舗が閉店に追い込まれるというジョイフルの深刻な経営課題があった。外食産業全体の売り上げが落ち込むなかで、なんとか風向きを変えたいとの思いから、ジョイフルはユーチューバーとのコラボレーションを打診したという。


ヒカル氏は本社のある大分に飛び、ジョイフル社長と対面。この動画は140万回近く再生されている(提供:サムライパートナーズ)

 「単純な店舗のPRだけではインパクトを出しづらいため、ひどくダメージを受けている外食産業を救うという意義のあるミッションを掲げ、ジョイフルへの思い入れがあるヒカルさんをキャスティングしました。『昔よく通っていたジョイフルを応援したい』という彼の想いを乗せたストーリーを発信したことで、視聴者の共感を誘うことができた好事例だと思います」

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