電子マネーでの保険金支払いサービス 損保ジャパンと日本ユニシス

[季原ゆう，ITmedia]

　損害保険ジャパンと日本ユニシスは2月28日、「電子マネーによる保険金支払いサービス」の共同検討を開始すると発表した。両社は、2022年5月のサービス提供を目指すことで合意。電子マネーによる保険金の支払いは、損害保険会社では国内初の取り組みとなる。

「電子マネーでの保険金支払」共同検討（出所：リリース）　

　同サービスは、保険契約者が受け取りを希望する電子マネーアカウントに対し、保険金を支払うサービス。保険金受け取り先として、従来の銀行口座に加え、普段利用している電子マネーアカウントを指定することができる。対象種目は傷害保険（受け取りを希望する支払い保険金額が10万円以下の事案）で、順次他種目への拡大も予定している。

電子マネーによる保険金支払サービスイメージ（出所：リリース）　

　従来の銀行振込では、保険金支払いから受け取りまで2営業日かかっていたが、電子マネーアカウントを指定することにより、最短で当日の保険金の受け取りが可能となる。