2015年7月27日以前の記事
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社員9人で米ナスダック上場 日本のベンチャーWarranteeが進める“無料保険”とは何か金融ディスラプション(3/3 ページ)

東京証券取引所を飛び越して、2月に米ナスダック市場に上場申請を行った日本企業がある。庄野裕介氏がCEOを務めるWarranteeだ。社員はわずか9人。フリーインシュアランス、つまり無料保険について国際特許を申請しており、ナスダック上場の知名度を武器に、世界展開を進める。

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国民皆保険がない国に展開

 フリーインシュアランスのこれまでの事例は、ダイキン工業、オムロンヘルスケア、ビューケンなど過去2年間で8社程度。売り上げのほとんどは日本だ。しかし、世界の各国で展開するにあたっても、“保険ではない”ことから許認可などが必要ない。20年11月に国内で特許を取得したことから、国際特許を申請。そこから海外展開を本格化させた。すでにシンガポール支社を設立しており、アジアおよび北米を中心に展開を進める。


海外展開を進める

 ここで武器になるのがナスダック市場だ。「信頼、信用のためには、やはりナスダック。世界の人が見つめる先でもある。国際的な信用、信頼が得られる」(庄野氏)

 2月7日に申請を行っており、順調に行けば2カ月後に上場承認、その1カ月後に上場となるスケジュールが一般的だ。社員9人の国産ベンチャーは、フリーインシュアランスというアイデアを持って世界に羽ばたこうとしている。

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