2015年7月27日以前の記事
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えっ、会議室に駄菓子屋やDJブース? “たのしい”が集まったfreeeの新オフィスオフィス探訪(2/4 ページ)

freeeは8月22日、東京本社オフィスを東京・大崎に移転した。敷地面積は旧オフィス(五反田)約2倍。一番のこだわりは社員の声を反映させた会議室だという。

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従業員の声を基に導入したさまざまな会議室

 移転に向けて取り組んだのが、先述した「行きたくなるオフィス」のアイデア募集だ。社内SNSを通して従業員に呼び掛けたところ、216件のアイデアが集まった。

 その中には、「オンライン商談に適した会議室を」といった意見の他、「お菓子が食べたい」「料理がしたい」といった声もあったという。

 「え、会議室で料理? 業務に関係あるの?」と思われたかもしれないが、同社はそれを造ってしまったのである。「キッチン付き会議室」だけではない。「駄菓子屋をイメージした会議室」や「DJブースやビリヤード台がある会議室」「DIYができる会議室」などさまざま。会議室としての機能もしっかり備え、ホワイトボードやオンライン会議用のモニターも設置している。

オフィス事例
キッチン付き会議室で料理をする社員
オフィス事例
DJブース付き会議室、部屋名は「ネンマツチョウセイ」

 「従業員の声を基に再構築しました」といったオフィスはこれまでも当連載でも紹介してきたが、ここまで反映しているのは聞いたことがない。しかも全てが“中途半端”な設備ではないのが驚きだ。

 キッチンには本格的なオーブンや業務用冷蔵庫を完備。新卒社員が発案したという「駄菓子屋をイメージした会議室」では、駄菓子・アイスクリームを無料で食べられるほか、看板やアイス用冷蔵庫にエイジング加工を施し、少し古びた昭和の雰囲気を演出している。あらためていうが、これはテーマパークや商業施設の話ではなく、いち企業のオフィスの設備だ。

オフィス事例
駄菓子屋をイメージした会議室の名前は「ゲンブツシキュウ」 オンライン会議の真っ最中だった

 取材時、キッチンのある会議室では、発案者とその同僚が料理を作りながらコミュニケーションを取っていた。広報担当者によると、業務時間内でもコミュニケーションを図ることが目的であれば、料理をしたりビリヤードやダーツをしたりしても問題ないという。

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