今年のクリスマス商戦はコンビニが不利!? ファミマが警戒する“曜日”の問題:「定番」ファミチキ6個セットが復活(1/2 ページ)
ファミリーマートが2022年のクリスマス戦略を発表した。今年のクリスマスはコンビニにとって不利なのだという。いったいなぜ?
ファミリーマートは11月8日、「ファミマの、ごちそうクリスマス 発表・試食会イベント」を開催し、2022年のクリスマス商品ラインアップを紹介するとともに、戦略を発表した。
今回のクリスマスは「ファミマの、ごちそうクリスマス」というコンセプトの下、前年の69種類から拡充し、全74種類の商品をラインアップする。ケーキは有名店とコラボした「ルージュ・ブランシュ監修ガトーブランシュ」(4号2460円)や「ケンズカフェ東京監修ショコラケーキ」(2980円)、また前年人気だった「BT21」のキャラクターとコラボした商品などを展開する。
チキンは今回で発売から11年目を迎える「ファミマプレミアムチキン(骨付き)」(278円)や「直火焼ローストチキンレッグ(骨付き)」(338円)の他、各種セットをそろえた。
同社の橋本剛氏(マーケティング本部 メディア&プロモーション改革推進部長)によると、コロナ禍以降「自宅でクリスマスディナーを食べる」「ホームパーティーをする」といった人の割合が増えている。こうした「おうちクリスマス」の需要を取り込む狙いだ。
2022年のクリスマスはコンビニが不利?
同社の木下紀之氏(商品本部 FF・スイーツ部長)は、「今年のクリスマスはコンビニが不利」と話す。なぜか。
22年は、多くの人がクリスマスパーティーなどを行うと考えられるクリスマスイブの12月24日が土曜日、クリスマスの25日が日曜日だ。休日と重なることで、外出する人が増え、「身近」な点が優位点の一つであるコンビニにとって不利というわけだ。実際、過去にクリスマスが同様の日程だった年は、売り上げが低調な傾向にあるといい、今回のクリスマス商戦は「前年並み」の売り上げ水準を見込む。
戦略の軸となるのは「お得」と「定番商品」だ。
関連記事
- 7割が「不満」 冬ボーナスの支給金額 3位「5万〜10万円」、2位「30万〜50万円」、1位は?
ヒューネルがボーナスに関する調査結果を発表した。最も多くの人が回答した金額帯はいくらだったのか? - 日本企業の課長職、貯蓄平均は「1550万円」 年収の平均は? 業務内容で大きな差 毎月のお小遣い額も明らかに
ビジネスコーチが「日本の課長」に関する調査を実施。年収や毎月のお小遣い、理想の上司/部下などを課長1000人に調査した結果が明らかになった。 - 温泉宿のクチコミランキング 3位「伊香保温泉 ホテル木暮」、2位「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」 1位は?
楽天トラベルが「お風呂のクチコミ評価が高い温泉宿ランキング」を発表した。クチコミを基に、1〜10位までをランク付けしている。その結果、3位には伊香保温泉、2位は玉川温泉の宿がランクイン。果たして1位はどこだったのか? - 都道府県別、人気の移住先ランキング 北海道、兵庫県を抑えた1位は?
移住・関係人口促進サービス「SMOUT」を運営するカヤックが、約4万人のユーザー動向から調査した人気の移住先ランキングを発表した。市区町村と都道府県別にランク付けしている。 - 初デートで「なし」なメニュー 3位「ギョーザ」、2位「ジビエ」、1位は? ファミレス容認派の割合も明らかに
ホットペッパーグルメ外食総研が初デートでの「あり」「なし」ランキングを発表した。SNSで話題になることも多い「ファミレス初デート」容認派の割合や、「あり」「なし」な店・メニューが明らかになった。 - 4000人に聞いた「好きなお菓子」、1位は? 今夏売れたアイスも明らかに
プラネットが、おやつ・お菓子に関する調査結果を発表した。4000人規模の調査から、好きなお菓子や今夏売れたアイスが明らかに。 - ドミノ・ピザ、値下げキャンペーンの一方で“6%値上げ”していた 告知不十分で不満の声も
ドミノ・ピザが10月3日から、デリバリー・持ち帰りを問わず全注文に対してサービス料を徴収し始めた。現状、告知は公式Webサイトやメールマガジンのみで、告知の不十分感が否めない。なぜ、今なのか。そして、いくらかかるのか。広報担当者を取材した。 - 儲けを取るか、顧客を取るか 苦境続く新電力 石川電力の自己破産は氷山の一角?
10月4日に自然電力がサービス終了を発表し、10月6日には石川電力の自己破産が報じられるなど、苦境が続く新電力。最近では収益性向上のために「市場連動型」の料金プランを導入する企業も出始めているが、茨の道といえそうだ。 - 「ジーユー以上、ユニクロ以下」の価格帯で勝負 FOREVER21、日本市場で“三度目の正直”となるためのカギは?
2023年、日本市場への再チャレンジを発表したFOREVER21。過去に二度の撤退を経験しながら、今回を“三度目の正直”とできるか。勝負する価格帯は、「ジーユー以上、ユニクロ以下」となり、激しい価格競争も想定される中、成功のカギはどこにあるのか。専門家が分析する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.