連載
なぜ、セブン&アイは「ガソリン高騰でもうかっている」のか:妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(5/8 ページ)
決算書から日本経済を読み解く本連載。今回はセブン-イレブンやイトーヨーカ堂などを運営しているセブン&アイ・ホールディングスを取り上げていきます。
コスト増でも利益を伸ばしたセブン-イレブン
続いてセブン-イレブン・ジャパンについて詳しく見ていくと、品ぞろえの拡充やフェアの効果によって、エネルギーコストの上昇を吸収し利益が伸びたとしています。
実際に既存店の売上高の推移を見ていくと、22年度に入って以降は前期比で増加を続けており、コロナ以前の19年比でも増加した状況となっています。
客数と客単価の推移を見ていくと、客数は横ばいから微増にとどまる一方で、客単価は大きく増加しています。特に10月の客単価の増加が大きく、値上げの効果が表れています。
粗利率も直近の第3四半期では0.3%増となっており好調です。
そういった中で加盟店の利益も大きく増加しており、コスト増などの影響はありつつも値上げが進みコンビニ業態が比較的好調に向かっていたことが分かります。
コロナ禍で都心部におけるオフィス需要の減少などを受け、20年以降は不調となっていた時期もあったコンビニエンスストアですが、直近ではコロナ前を上回る水準まで回復しました。
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