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映画『スーパーマリオ』の大ヒットが予感させるゲーム映画の黄金時代(4/6 ページ)
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットが続いている。この作品は単なるヒット映画の一つとしてではなく、ゲーム映画の黄金時代の扉を開いた映画として歴史に名を残す可能性が高い。
ゲーム会社に映像化のノウハウが溜まってきた
さらに、ゲーム会社側も自社のゲームの映画化やドラマ化のノウハウが溜まってきている点も、重要な変化と言えます。
今回の任天堂の映画『スーパーマリオ』への挑戦と成功には、恐らくは19年の映画『名探偵ピカチュウ』での経験が生きていると思われます。
どちらの映画でも、任天堂やポケモンのメンバーが、映画制作会社側とかなり密なコミュニケーションを取っていたようです。
一方のソニー、プレイステーション陣営も、19年に同社のゲームコンテンツの映像化のための専門会社として「PlayStation Productions」という子会社を設立。この会社が映画『アンチャーテッド』や『The Last of Us』のドラマシリーズ化などの映像化の立役者として機能しており、直近では9月に『グランツーリスモ』の映画公開を発表するなど、複数の映像化プロジェクトが走っているようです。
(参考記事:映画『グランツーリスモ』予告編公開。実話に基づく「ゲーマーからプロレーサーへの道」)
実は、これに呼応するように、任天堂も22年7月に、モーションキャプチャー事業を主力としていたダイナモピクチャーズ株式会社をベースに、ニンテンドーピクチャーズ株式会社を設立しています。
ゲーム会社自体も、映像化への注力や組織作りを明確に行ってきているわけです。
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