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ドコモ「irumo」で「ahamo」の弱点カバー 小容量プランの競争激化、ユーザー流出抑制へ3GBで880円(2/2 ページ)

ドコモが小容量プラン「irumo」(イルモ)を発表。月間のデータ通信量が3GBの場合、各種割引を適用すると月額880円。これまでドコモにとって小容量プランは弱点で、他社に契約者が流出する一因となっていた。

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激化する小容量プラン戦線 ユーザー流出抑制へ

 これまでドコモにとって小容量プランは弱点で、他社に契約者が流出する一因となっていた。新プランの背景には流出抑制への思惑が見え隠れする。月間3GBなど小容量プランでは、KDDI「povo2.0」とソフトバンク「LINEMO」(ともに3GB/月額990円)、HISモバイル「データ量ミニプラン」(3GB/月額770円)、ソニー系のNUROモバイル「VSプラン」(3GB/月額792円)、IIJmio(2GB/850円、5GB/990円)など競合が多い。

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「LINEMO」のプラン
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HISモバイルは「povo2.0」「LINEMO」を意識した価格設定

 ドコモ側も3GB前後のプランのニーズが高いことは承知していたようだ。同社の山本明宏営業戦略部長は、記者会見で「3GB未満の利用者向けプランが活性化している」と指摘。競合の明言は避けたものの「小容量プランがいくつかあり、そこがポートアウト先(転出先)だった」と認めた。

 山本部長は「自社ユーザーの転出を抑制し、長くドコモを使い続けてもらうとともに、新たに加入してもらえるようなサービスとしたい」とし、流出の抑制と新規加入者の増加を両立することを目指す。

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ドコモの山本部長

 ドコモは同日、新プラン「eximo」(エクシモ)も発表した。月間1GBの場合、4565円(割引適用で2178円)で提供。容量に応じて3段階に価格が変化する。動画サービスのヘビーユーザーなど向けの無制限プランは、月額7315円(割引適用で4928円)としている。

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