マスコミ業界へのマイナスイメージ 「昔ながらの文化」「全国転勤」を抑えた1位は?(2/2 ページ)
キャムコムグループのインタツアー(東京都港区浜松町)が「業界別イメージ調査 マスコミ業界編」の結果を発表した。学生はマスコミ業界についてどのようなイメージを抱いているのか。
広告・TV・新聞……認知度の高い企業は?
マスコミ業界の具体的な仕事のイメージについて、最も多かったキーワードは「取材」となり21.3%に上った。「編集・校閲」(15.6%)が続いた。
仕事のイメージが「分からない」とした人は3.1%と非常に低い結果に。ほとんどの学生がマスコミ業界の仕事にある程度のイメージを持っていることが分かった。
マスコミ業界の企業の選考を「受けようと思っている(受けた)」とした人は19.1%、「受けるかもしれない」とした人は23.4%となり、合わせると42.5%となった。「ハードワーク」といったイメージを踏まえた上でも人気業界であることが伺える結果となった。
マスコミ業界を「受ける」「受けるかも」とした人に、その他に志望している業界を尋ねた。その結果、最も最多回答は「メーカー」となり41.8%を占めた。以降は「IT・ソフトウェア・情報処理」(29.5%)、「商社(総合・専門)」(28.5%)となった。
マスコミ業界で知っている企業名を3社挙げてもらったところ、「電通」「博報堂」といった広告代理店、「集英社」「講談社」「KADOKAWA」「小学館」といった出版社の回答が多かった。また「読売新聞」「朝日新聞」といった新聞社の認知が「フジテレビ」「NHK」などのテレビ局よりも上位に。一方で、37.7%は「分からない、知らない」と回答した。
調査は1月22〜31日にインタツアーマイページまたはSNS経由によるWebアンケートで実施。24〜27卒大学生1189人から回答を得た。
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